昨今、自分は無神論者、無宗教だと思っている人が多いですが、日本人には意識しない中で「神」という言葉が身に染みていると思います。お正月の初詣やお盆、そういった類の行事は当たり前に行われているわけですから、信仰をしていない人なんていないとも言えるのではないでしょうか?

日本には八百万の神(やおろずのかみ)という言葉があり、自然のものすべてに神が宿っていると考えられていました。この宗教観は物を大事にする国民性や、外国で流行っている「もったいない」という言葉に繋がっていると思います。

映画『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』の原作、三浦しをん著『神去なあなあ日常』は、横浜で高校生活を終えた主人公・勇気が親に無理矢理地方の林業に就かされることから始まります。勇気は初めこそ仕事に嫌気がさして脱走を試みますが、時間が経つにつれて仕事への情熱、その土地での生活に馴染んでいきます。人との出会い、仕事での頑張りから勇気が成長していく姿を描いたヒューマンドラマですね。

森林伐採は自然破壊じゃないのか?と思っている人もいるかもしれませんが、木はただ生えてればエコになるものではありません。ちゃんと手入れをして、サイクルを回すことが必要だということをこの本で教えてもらいました。

山に宿る神に対して敬意を払い真剣に仕事へ取り組む姿は、業界のまったく違う私にとっても印象的でした。
神を敬い、山を敬い、木を敬う。商品にしている自然に対しての心。自分たちが当たり前に住んでいるこの家も、そういった敬いの心から出来ていると思うと、大事に使いたくなりますよね。

勇気の若者らしい心の葛藤も見どころの一。映画での染谷将太さんが演技するのも見てみたくなりました。舞台あいさつで伊藤英明さんが言っていましたが、アナに負けないよう頑張ってほしいですw