私が三叉神経痛にかかって4年弱が経ちました。
この神経痛は顔の感覚を脳に伝える三叉神経に突発的な痛みがはしる病気で、その痛みは強くなってくると動けなくなるほど辛いものです。

発作は長くても数分でおさまりますが、これが毎日やってくるととても大変です。
私は鼻の左下が傷む症状で、髭剃りや食事の時によく痛みが発生します。痛みが発生するトリガーポイントは人それぞれらしく、たばこの煙を吸うと次の日の朝に発作が出るという人もいるそうです。
最近では三叉神経が周囲にある血管から圧迫されることで起こる症状というのが説が有力らしいです。
今日は4年弱をこの病気とどう付き合ってきたかを書きたいと思います。

発症から三叉神経痛と診断されるまで

初めて異変を感じたのは2009年の12月頃。歯茎の左上が傷んだので、虫歯かなと思いました。しかし、歯医者に行っても虫歯は無く、「噛み合わせが少し悪いかな」と治療してもらいました。それでも治ることなくもう一度行くと「君は歯を食いしばりすぎかもしれない」と注意を受けました。そうやって言われてみると顔や歯を洗っているときに力が入っている気がするなと思いました。
それから力を抜くように意識したら症状が改善され、しばらく痛みが出ることがありませんでした。

1年くらい経ってからまた同じような症状で、前よりも強い痛みが走るようになりました。前回とは違う歯医者へ行ったところ、「虫歯もないし、噛み合わせも悪くない。レントゲンをとっても何も異常がない。」と言われました。
その歯医者さんが「もしかしたら、三叉神経痛かもしれない。脳外科に行ってみなさい。」と教えてくれ、脳神経外科のある病院へ行きCTやMRIを取ったところ三叉神経痛と診断されました。

脳神経外科での投薬治療、神経ブロック注射

病院を変えてから一番先に行われたのは投薬治療でした。痛みを抑えるには人それぞれ合う薬が違うらしく、ロキソニンボルタレンなどの痛みどめを服用しましたが、改善されませんでした。
私に合っていたのは抗てんかん薬としても使われるテグレトールでした。初めのうちは半錠くらいで痛みが抑えられていましたが、服用を続けるうちに効果が薄れていったので量を増やしました。
そうすると今度は副作用の眠気で、仕事中もうっかり眠ってしまいそうになります。そんな状態で過ごしているわけにもいかず、次は神経ブロックの注射をすることにしました。

この注射は神経に直接刺すのでとても痛いです。神経に到達するとビリビリっといった痛みが走るほか、針が神経を探しているときも痛みがあります。
一度目の神経ブロックは成功して3週間くらいは無事に過ごせましたがその後に痛みが戻り、次は2~3年効果が続くものをやってもらうことになりました。
しかし、この神経ブロックが成功することはなく、ブロック後1週間で痛みが戻りました。もう一度同じことを試すも効果はありませんでした。
注射の痛みも嫌になってきたしこのケースだと手術で治る可能性が低いと言われました。もう一つの治療法として定位放射線治療というのがあったのですが、費用が60万くらいかかる上に完治するわけではないようで2~3年で痛みが戻るとのことでした。

接骨院での診断、鍼治療による改善

ここで他の脳神経外科へセカンドオピニオンとも考えたのですが、試しに知り合いの接骨院に行ってみることにしました。この接骨院で親戚が顔面神経麻痺を治してもらったと言う話を聞いたからです。
接骨院の先生に診てもらったところ、「左右を比べると、顔の左半分の筋肉が固くなってる」と診断されました。それからは週に1度、顔に電気を流してもらい、マッサージをしてもらうようになりました。
それと並行して知り合いに鍼灸師の卵がいたので、鍼治療をやってもらうことになりました。結果的にはこれが一番効果があったみたいで、2か月くらい治療を続けた結課、痛みが出なくなりました。

完全に治ることは無く続いている痛み

治療をやめて半年くらいが経つとまた痛みが出るようになりました。自分で顔をマッサージしたり、温かくしたタオルを当てたりしてなるべく顔の筋肉が固くならないように心がけました。そのおかげか、以前ほど強い痛みはでなくなりました。
痛みが出る時期と出ない時期を繰り返えしているので、完全に治ったとは言いきれません。ただ、自分である程度痛みをコントロールできているし、薬による副作用の辛さと比べるとこちらの方がマシだと思っています。
三叉神経痛は色々なケースがあり一概にこの方法で治るとは言い切れません。信用できるお医者さんと話し合って治療を進めるのが一番だと思います。私もこれから手術が必要なくらいに悪化する可能性が無いとは言えないので、気を付けて生活していこうと思っています。

参考にしたサイト

Neuroinfo Japan:三叉神経痛
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