先日『箱入り息子の恋』の文庫本を読んだのに続き、DVDをレンタルショップで借りて見ました。こういう流れはだいたい「本のほうが面白かった」ってなりがちですが、どちらも媒体の特性を活かした描き方でそれぞれ違った視点で楽しめました。
文庫本を読んだ時に書いた記事はこちら

DVDでは健太郎、奈穂子の気持ちが言葉で出ない分、表情や間で読むところが多かったです。星野源が演じる健太郎の性格は、映像で見てもとても分かりやすく「あー、学校に一人はこういうやついるな」「冴えない感じがプンプンする」といった印象がすぐ根付きましたw

奈穂子は本の方が素敵な女性に思えました。活字で書かれた彼女の感情に引き込まれる感じが良かった。
そして、黒木瞳が演じていた奈穂子の母は断然DVDが良かった。そりゃあ、あんなキレイで献身的な母親に心掴まれないはずがないですよw

それぞれの気持ちが言葉で表されることもなかったので、その人がどういう気持ちだったかは視聴者の感じ方にゆだねられています。
文庫本ではそこが書かれていたので、先に読んでしまった私は「ここはこう思ってる」と、その内容を当てはめるように見てしまいました。
なので、DVDを先に見ても、本を先に見ても、違った楽しみ方ができる作品だなと感じました。どちらを先に見るかは一度しか選べません。映像と活字を両方見る時は、こういった楽しみ方も有りですね。

文庫本を読んでいるんだからこの先どうなるかってわかっているですけど、笑えたりドキドキしたりできました。
恋愛モノの映像は切なくなったり、恋していることが羨ましくなったりと、若返った気分を味わえて良いですねw 「もう、33にもなったおじさんなのにねー」と言われると恥ずかしいですが、こういう感情が起こることって何歳になっても大切だと思います。それが生きているってことなんじゃないかと。

さぁ、文庫本とDVD。あなたはどちらから見ますか?