30代既婚男子の私が人生を変える方法を考えてみた
今年の3月でついに34歳を迎えます。小学校のころはこの時が一生続くんだろうなと甘いことを考えていましたが、それなりに青春やバカや苦労をやっていたらあっという間にこの年齢。この先あと30〜40年くらい生きるとなるとまだまだこれからって思いたいです。そんな私も人生を振り返り、どんな風に人生変えてきたかなと考えてみました。
今年度は結婚して新しい土地に引っ越してきたこともあり環境の変化が大きくありました。中でも一番堪えたのは友達と会える時間が激減したことでした。やっぱり距離が離れてしまうとこういうことはどうしても起きてしまいます。
生活が変われば人生が変わる。そんなのは当たり前のことですが、なかなか心の中では簡単に消化できません。引っ越してきた当初はなんでこんな街に来たんだろうと悩みましたが、一頃からそういう考えをやめてこういう風に考えるようにしました。
この街がつまらないんじゃない、自分がつまらないんだ
過去の楽しい出来事にとらわれ、周りが相変わらず賑やかなのを羨むこともありました。結婚だろうが、引っ越しだろうが、元の場所から離れたのは自分。結局人生を決めてきたのは自分自身なんです。
こんな当たり前のことにようやく気がついて、心にもストンと落ちてきた頃でした。お酒片手に街をふらふらーっと歩いて、いつも行ってる立ち飲み屋が満席で入れなくて帰ろうとしたところで、新しい立ち飲み屋に出会ったんです。
中を覗いてみるとカウンターの店員さんとお客さん2人が仲よさそうに喋っていて、一見さんはとってはとっても入りにくい雰囲気だったんでした。お客さんも自分とは年が離れていそうだし、ちょっと怖そうな感じもしたんです。
しかし、お酒が少し入っていたせいか陽気になっていたので、「初めてなんですけど、いいですかー?」って入っていったんです。
ホッピー頼んで、店員さんに「今年越してきたばかりなんですー」と話していたら他のお客さん2人も絡んできてくれ、その日は話もお酒も進んでそうとう良い気分で家に帰りました。
自分が変われば、人生が変わる
人生を変えようと意気込むと、新しい習い事を始めたり、仕事を変えてみたりと大きなことに取り組みがちですが、私は大きいことよりも小さい変化の積み重ねだと思うんです。
以前、会社の先輩が私に「自分を変えたいんだったら、まずは帰り道を変えてみろ」と言ってくれました。先輩曰く、帰り道が変われば見える風景が変わる、それって人生が変わることの第一歩だと思わないか?ということでした。今になって考え直してみるとかなり確信をついた話で、すごく大事にしている言葉です。
帰り道が変われば見えるものが変わる
見えるものが変われば感じることも変わる
感じることが変われば性格が変わり、人生が変わる。
先輩はそんなことを言いたかったんじゃないかなぁと思いました。
私も変わった環境に不平不満ばかりだった気がします。それも一つ変わった環境を作ったことで生活に少し楽しみが湧いてきました。
今ではすっかりこの立ち飲み屋の常連となり、多少ですが地域の人と交流ができるようになりました。
先週末一緒に飲んだお仲間。左から初対面のジェイク、私、石井さん
楽しみ方は自分次第
歳をとっていくことでたくさんの制約ができて、若いころほど自由にはできません。だけど、不自由とかつまらないとかそういう人生にしているのも自分自身なんだと思います。
まだ、5年くらい前はライブハウスでモッシュだのダイブだの暴れていて、その時はそれが最高の楽しみだと思っていました。しかし、33歳にもなると、頑張って最前に行こうともせず、自ら望んで後ろからゆっくり見ています。
5年前にはできなかった楽しみ方が今は出来る。そうやって考えれば楽しみ方なんてその人それぞれなんだなってところに落ち着きます。この先も新しい楽しみ方を見つけられるんじゃないかと思うと、ワクワクも尽きないです。
こんな感じで心はいつも若く、歳をとっても隠居に入らず楽しい人生を送っていたいです。
つまらない人生だと思ったときこそ自分を見つめ直して、小さな変化を積み重ねる。今後もそんなことを続けて素敵な人生にしていこうと思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません